パリで安藤忠雄の建築と現代アートを鑑賞【ブルス・ド・コメルス】

安藤忠雄が手がけたパリの現代美術館「ブルス・ド・コメルス」天井画を見るShiori

安藤忠雄が手がけたパリの「Bourse de Commerce」

2021年、パリに新しい現代美術館「ブルスドコメルス」がオープン。なんと建築は安藤忠雄。「Bourse de Commerce」とは、フランス語で商品取引所とのことです。かつて穀物取引場として18世紀に建てられた建築を安藤忠雄が得意のコンクリートを使ってリノベーション。古代建築に着想を得た神殿のような建物とモダンなコンクリートの組み合わせがとても素敵

階段で上の方へ登ると、丸天上の壁画を間近で見ることができます!ドーム型のガラスの屋根から柔らかい光が差し込みます。

安藤忠雄が手がけたパリの現代美術館「ブルス・ド・コメルス」の建築
安藤忠雄が手がけたパリの現代美術館「ブルス・ド・コメルス」の天井画

現代アートを集めた「ピノーコレクション」を鑑賞

フランソワ・ピノーが所蔵する約1万点の「ピノーコレクション」の中から展覧会が組まれています。ポンピドゥセンターに展示されているような、分かりやすい現代アートの作品は少ない印象でした。

2024年1月訪問時の展示作品

安藤忠雄が手がけたパリの現代美術館「ブルス・ド・コメルス」のピノーコレクション
安藤忠雄が手がけたパリの現代美術館「ブルス・ド・コメルス」のピノーコレクション

地下・1階・2階・3階に、展示室は至る所にあります。建築を楽しみつつ現代アートを鑑賞できます。特に、上階はぐるりと歩きながら、吹き抜けから見える丸天井の壁画が見事です!壁画は1800年代のもので、リノベーションする際に修復したそうです。

安藤忠雄が手がけたパリの現代美術館「ブルス・ド・コメルス」の建築
安藤忠雄が手がけたパリの現代美術館「ブルス・ド・コメルス」の建築

所要時間は、さっと見るなら1時間ほど。映像作品も含めてゆっくり見るなら、2時間は確保した方が良さそうでした。

美術館の入り口・チケット情報

安藤忠雄が手がけたパリの現代美術館「ブルス・ド・コメルス」の入り口

美術館の入り口は、正面にシルバーの銅像がある扉です。開館時間ぴったりのWebチケットを事前に購入しておきましたが、列に並んでいる8割くらいの人は同様にWebチケットを持って並んでいました。列はスムーズに進み、10分ほどで入れました!チケットを持っていない人は建物に入ってから、さらにチケットカウンターに並ぶことになるので時間がかかります。

チケットは事前に美術館の公式ホームページから、日時指定のWebチケットを購入しておくことをオススメします!スマホがオフラインの人は、印刷したものでも、PDFでスマホに保存したものでも大丈夫です。

ファッション

実は「Bourse de Commerce」の中に素敵なレストランがあるのです!そのために、ニットの上に透け感のあるブラウスを合わせて行きました。

ブラウス:sacai

安藤忠雄が手がけたパリの現代美術館「ブルス・ド・コメルス」でsacaiのブラウスを着たShiori

アクセス

 Bourse de Commerce

2 Rue de Viarmes, 75001 Paris

オススメの行き方は周辺スポットから歩きで。リニューアルしたデパート「サマリテーヌ」、王道の「ルーヴル美術館」、休憩できる広場「パレ・ロワイヤル」などから、徒歩10分もあれば着きます!

美術館内のレストラン「Halle aux Grains」へ

3つ星を返上した、フランスを代表する“自然派の料理人”ミッシェル・ブラスと、息子のセバスチャンが監修するレストラン。モダンな縦長のライトと外の景色を楽しみながらレストランに向かい、お腹はペコペコです!美術館の最上階にあります。エレベーターで上がると楽ですが、オススメは美しい螺旋階段で上るルートです。

安藤忠雄が手がけたパリの現代美術館「ブルス・ド・コメルス」のレストランへ続く階段

またリピートしたい程、かなりレベルの高いレストランでした!ランチコースの詳細やパリの街並みを一望できる席の様子を、こちらの記事にて紹介しています。美術館と合わせて訪れることをオススメします!ぜひご覧ください。

Shiori
Web / UI Designer
1995年東京練馬区育ち。京都やパリなど、素敵な街へ遊びに行くことが好き...でもやっぱり東京が楽しい!休日にオシャレしてどこへ行こう?そんな時に参考になったらと思い「おでかけTokyo」を開設しました。